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【クランク・イン】緑ヶ島組EDネタバレ&感想! [乙女ゲーム]


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クランク・イン 公式HP: http://www.p-reve.com/crank-in/
ブランド: プチレーヴ
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総評は後で書きますが今度は緑ヶ島組の3人の感想です。
前回と同じくかなりがっつり目にネタバレしてるので、未プレイの方は要注意。
あといつもより、文字多いです。

※私の攻略順は、 悠真→朔→忍→真澄→聖→時雨→柊 です。
7人の全ED(28ED)を見ても共通EDが埋まっていないのでまだコンプはしていません。

まずは見た目の変化
crank-1.jpg
左から、逢坂 聖、神楽坂 悠真、周 柊
上が中学編、下が青年編。

見た目は中学編は悠真が可愛くて好きだけど、青年編は断然柊が好み!!
喋り方は聖が可愛くて好き!ってことで、みんな好き!


▼以下、感想です(公式の紹介順)

<神楽坂 悠真(かぐらざか ゆうま)/CV.前野 智昭>
トゥルー: 何もかもがすべて上手く行き、やがては新婚へ
アナザー: 映画監督になる夢を諦め、悠真と同じ会社で秘書として働く
ノーマル: 跡を継がずに映画の自主制作という道を選び名監督となるも家は傾き、
       嘗ての仲間からは見放される
バッド: 何も達成できず、オーディション落選
>中学編で相手役に悠真を選んだら何故か急に焦り出して、実際演技をしてみると、ヒロインは勿論、仲間たちも吃驚するくらいの大根役者だった!(爆笑)…と、そんなちょっと先行き不安なお馬鹿加減が散りばめられている緑ヶ島共通ルートですが、終盤で悠真の父親が映画を「娯楽」と表現したことによりヒロインは反論。そして、悠真がコンクールで優勝をしなければ今後一切、映画を作ることは出来なくなってしまう――その理由がこれまた重過ぎで、悠真の家は名の知れた老舗企業で、中学生であれど長男(嫡男)である悠真には家を継ぐ権利があり、家の存続と映画監督になる夢を天秤にかけて青年編へ。
 各EDの内容について上に少し書きましたが、ノーマルEDの方がバッドEDっぽいです。映画監督になる夢は叶ったのに自分が思い描いていたものとは違う形になっていることに本人も気付きながら見る人すべてを幸せにする映画ではなく、“売れそうな映画”を作り続けることで、かつての仲間たちからは見放され、最後のヒロインからの問い「映画は好きですか?」に対して、歯切れの悪い、暗示という名の曖昧な返事しか出来ずにエンド。「これで良かったんだ」的なニュアンスで自分に言い聞かせている表情なので余計に辛い。
 良い所というとやっぱり、トゥルーエンドのラスト。新婚生活で幸せいっぱいというのが伝わってくるスチル&シーンなのですが、そのヒロインの名前が表示される部分。名字がなんと「神楽坂○○」表示に。名前しか表示されない乙女ゲーって結構ありますけど、ここもちゃんと変わるのってあんまり見ないよなー!と思って、些細な動作や表示は良く作られているなと思いました。


<周 柊(あまね ひいらぎ)/CV.逢坂 良太>
トゥルー: 柊の親友と付き合うことになるも、本当に好きな人の存在に気付いて柊と恋人に
アナザー: 柊と拓人と三角関係。柊と拓人はバンドでデビューし、ヒロインはマネージャーに
ノーマル: 柊と拓人と三角関係に
バッド: 柊失恋。拓人と恋人に
>中学編はヒロインと同学年ということもあって一番話しやすく、相談もしやすく、時にはヒロインの為、映研の為に牙をむく柊でしたが終盤に近づくにつれて今まで他の女子のことなんて一切気にならなかったのに、どうしてヒロインだけこんなに気になるのか?という疑問を持ち、そんな気持ち(想い)の正体も分からず、自分が中途半端だと落胆。更に映画一筋である悠真のように何も打ち込めるものがないと沈みかける柊にヒロインは「これから探していけばいい」と助言をして、焦る必要なんてないんだと気持ちを切り替えて青年編へ。
 青年編はいきなり見ず知らずの超ポジティブ野郎にナンパされるところから始まります。ヒロインは「誰??」と不審な目で見るも相手・一宮拓人(CV.田丸 篤志)とは何処で会ったかも分からないのに「運命的な出会い」と称し一方的に好き好き攻撃を開始。否定しても都合のいい解釈で跳ね除ける拓人ですが、実はもう一人の相方とバンドをしているとのことでヒロインにストリートライブを見に来てほしいと誘います。その時は相方もヒロイン同様映画好きだから気が合うだろう程度で相手が男性か女性かまでは分かりませんが、その人が女性なら話も出来るかも、と期待を胸に馳せ見に行こうと思ったのに電車の遅延が原因でライブは既に終わった後で…。それでも拓人がまだ近くに居ないかと余所見をしていたら誰かにぶつかってしまい急いで謝るも、その相手はなんと中学編で一緒に映画を作った柊でした。
 まぁ、柊ルートやってて映画好きの相方が居るからって時点で柊しかいないけどな!?ヒロイン的には新鮮だったんだろうけど、「映画好きの相方」って部分を削ればプレイヤーもある意味新鮮だっt…いや、でも中学編の時から映画用のBGMを作ったりしていたので、その延長ともなれば驚愕するシナリオは無理か。ギターじゃなくてボーカルだったらある意味では吃驚するけど、緑ヶ島編のOP歌ってるの柊だからな…。
 このルートは他の6人に比べると特に起伏も無く、トラブルも無いので淡々と進行していきますが、柊もヒロインも中学の頃の友情の延長で無自覚すぎるので、幼馴染が己の想いに気付いた瞬間に恋に落ちる的な感覚で甘さは控えめ。というか、学部は違えど三人とも同じ大学に通っていることもあり毎日顔を合わせるようになるんですが、

拓人お前、どれかのルートくらいは柊に譲れや(本音)

 それくらい出てきます。ぶっちゃけ柊より喋ってるんじゃないか!?ってくらい居ます。その上、拓人がチャラ男過ぎる(軽過ぎる)のも問題で「柊しか知らないような家庭内事情をヒロインに話した=本気で大事に思ってる」のが全然伝わってこないというか、家庭の事情を何でもないことのようにヒロインに話したタイミングもおかしかった。尺が無いから今言っちゃおう!くらいのノリだったので、そんなことなら拓人必要ないし、「顔なじみの仲を掻き乱される=嫉妬」も他にもっとやりようがあったように思う。
 兎に角、柊の青年編は中学編の柊と二人きりの何気ないやり取りや甘酸っぱさが好きだと物足りないです。だって、ずーっと拓人拓人拓人なんだもん。こいつ隠しキャラだったっけ?と錯覚しました。というか、隠しキャラにしちゃえば良かったんじゃないの?だってほら、運命的出会いの最初の出会いも「え!?そこに繋がるの!?」って思ったし(アナザーサイド)。
 因みに柊は映画に関するEDは皆無で、バンドデビュー(アナザー)のEDの後に映画の主題歌になるかもしれませんが、残念ながらそういったシナリオもありません。強いて言うなら、この作品のトゥルーエンド曲をこの二人が歌ってるくらいですかね(そこへ繋がるシナリオも特になし)。元々、打ち込めるほどの“何か”が無かった柊は後半で挽回するしかないのでどうしても尺が足りず、ちょっと挑発されたくらいで直ぐに頭にくる性格も特に掘り下げられていなかったので、個別ルートとしては勿体ないなぁという感じ。柊は性格上、淡々としてる面もあってなし崩しシーンにも勢いがないので、いつその気になったのかが分からず、あれ? ※柊視点のシチュを見ればその時の勢いも分かりますが、キャラ視点シナリオは回収率に影響がない(見なくても本筋を通れば100%になってしまう)ので、そういった意味でも勿体ないな、と。


<逢坂 聖(おうさか ひじり)/CV.花江 夏樹>
トゥルー: ヒロインは芝居を続けながら、仕事が来るようになった聖のサポートに励み、二人で歩んでいく
アナザー: 盗作されたショックを乗り越えてもっと良い作品を作り上げ優勝を目指す
ノーマル: 聖からの告白を一旦保留にし、物事の整理も含めて新たなスタートと称し、聖と共に歩んでいく
バッド: 盗作されたショックで意欲を失い、そのままメールだけの別れ
>中学編は美術室で映研の小道具を作っていた悠真を美術部の先輩と勘違いして入部届を出したら「映研に入部希望か!大歓迎だ!」と言われ、そのまま入部に。なので元々映画が好きだったわけではないのが面白い。
 また、些細な事でも表情豊かに接してくれて、ヒロインと聖は似た者同士の関係で話が進んでいくため、何より一番乙女ゲーをプレイしてる感があります。
 青年編は脚本家の卵として劇団の舞台の脚本を頼まれ、その劇団がまさかのヒロインが所属しているところで偶然の再会。しかし物語が進むにつれて大きな障害が。なんと、別のコンペ用に書いていた聖の脚本が何者かの手によって盗作されてしまいます。この脚本は気晴らしに二人で出掛けた遊園地でヒロインの突拍子もないアイデアから生まれた自信作。それを誰かが盗作し、別の劇団でやることになり―。それに対して、一周目ではそこまで深くは語られませんが一度EDまでクリアすると二回目(二周目)に同じシナリオを通った時にあの時はこんなことを考えていた等の聖の視点シナリオが追加されるため、そこで初めて表に出さなかった葛藤や不安、書かなきゃとは思うのに思うように書けない焦りやもどかしさ、誰かが盗作したのは確実なのに誰も疑いたくない信念などが綯交ぜになって時間の無い聖を容赦なく襲う様が伝わってくるので余計に見ていて辛いです。
 作中では誰が首謀なのかも分かり綺麗に終わりますが、何に対しても一から創るものには何だって時間が要ります。それを完成という名の結果だけ持ち逃げされて赤の他人に私の作品ですと発表されたら当然オリジナルの作者はいい気はしません(私自身も2度ほど経験があるのですごくよく分かります)。もう少し遊園地での内容が掘り下げられていたら「それがどういう意味なのか分からない方には是非プレイしていただきたいです」と言いたかったのですが、この作品、結構浅い作りで自己補完が必要なため、「分からなければ誰かに、分かるまで聞きましょう」というのが最善かなと。その時は、自分の考えを貫き通そうとはせず、「聞く耳」も持って下さいね。―と、色々考えさせられるルートでした。


緑ヶ島中学校は基本的に悠真が阿呆なので、それらに巻き込まれる柊と聖のやり取りが滅茶苦茶面白い!
エドワードは私には見た目からしてハードルが高過ぎた!

私は残念な子が好きなので、緑ヶ島編は声を出して笑ってました。
やっぱ一緒に頑張るなら同じような感性の人たちとの方がやりやすいよね~

さて、残りのEDも回収して終わらせます!
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