【総評】花咲くまにまに(Vita版) [乙女ゲーム]
花咲くまにまに - PS Vita
公式サイト: http://5pb.jp/games/hanamani/
2月終わりにトロコンしてました。
いつも通り、ネタバレ&長いのでたたみます▼
★花咲くまにまに
>作中でタイトル回収無し。
「まにまに」自体の意味は「~の思うとおりに。その動きに任せるさま」とのことなので、
その場その場に身を委ねて、という解釈をしました。
因みにOPはこちら▼
花ノ輪舞曲 / 歌:いとうかなこ
★内容
>一口に言ってしまえば「幕末」ですが、この作品の舞台は江戸なので倒幕運動側の話になります。
元々幕末には興味がなかったので途中まで「?」を連発しながらプレイしていましたが
誰かの攻略を終えた時に少し調べたら、ちゃんと史実に沿っていたようで感心しました。
ただ、春を売らない幕府抱えの遊郭に身を置くことになるのと、
現代から江戸へのタイムスリップが大前提にあるので、
そういったファンタジー要素が苦手な方は要注意。
★ヒロインについて
>ある事がきっかけで江戸へタイムスリップしてしまい、
右も左も分からず、最初は現代に戻れないことに落ち込むんですが、
気持ちの切り替えが意外とあっさりしていたので、
もう少し葛藤があっても良かったのでは?と思ったのと、
座敷に出た後はものすごく有能なので好き好きが分かれそう。
それに加えて押しに弱かったり、「そうなんですね…」「そうなんですか…」と
一つの会話のうちに何度も繰り返されるのがやや鬱陶しい。
見た目は可愛いんだけどな…。
★攻略対象キャラについて
>パッと見は誰も好きじゃなかったんですけど、
一周したらキャラが掴めるはずなので誰かしらには愛着が沸くと思います。
また、攻略対象は全員訳アリで物語中盤で必ず一回は「えっ」ってなります。
一番当たり障りのなさそうな宝良ですら、「えっ」って感じでしたからね。
★サブキャラについて
>声はまぁいいけど立ち絵が怖い!
こんな感じに。
他にも見世の従業員とか、とある人のルートで西郷隆盛とか坂本龍馬も出てきますが、
モブはモブだなって感じの立ち絵です。
あとどうでもいいですが、このセリフで「芋けんぴ、髪についてたよ」を思い出しました。
※芋けんぴネタを知らない人は上のセリフで、いざ検索!
★シナリオについて
>共通章(一章)はキャラが違うだけでシチュが同じ…は、いくつか見かけましたが、
逆上した客に襲われるその状況が全く一緒だったのは
「これ○○の攻略時にもあったよな」と2番煎じの反応しか出来なかったので微妙。
個別章(二章)は攻略順によって若干他キャラのネタバレになりますが、
真相ルートである倉間以外なら誰からやっても同じだと思います。
一応私は「和助→宝良→辰義→白玖→共通バッド→倉間」の順で見ましたが、
理想は「共通バッド→[宝良→辰義]or[和助→白玖]→倉間」かな?
※[ ]内の順で、[ ]はどちらの括りからでも可
★シナリオの長さについて
>正確な時間は分かりませんが、1人3ED(ベスト、ノーマル、バッド)ずつあって、
1人目の3EDをすべて見たあとに総プレイ時間をみたら12時間半と出ていたので初めの人は結構長め。
その後、2人目以降は周回で1人6~8時間程度で、
総プレイ時間は40時間オーバー(画像の一番下参照)。
★個別ルートについて
>全員訳アリなので、個々のシナリオにはそれぞれの起伏があって面白かったのですが、
ノーマルEDはノーマルとは名ばかりのバッドEDなので、
ベスト1、バッド2だと思っておけば間違いないです。
5人中2人は死にますし、精神的に可笑しくなったり、
両想いなはずなのに別の男性に貰われての遠距離恋愛や、
ヒロインだけ現代に戻って来てしまうような救いようのないEDばかりです。
因みにバッドEDは5人中4人が死にます。
★システムについて
>この作品は育成パート(技量を上げるだけ)の他に、
ミニゲームという名の技量が大きく上がるパートがあります。これがまためんどくさい!
ゲームの種類は以下の5種類。
・掃除: 横スクロールゲーム
→十字キーで上下に移動し、障害物にぶつからない様に
制限時間内に床の汚れを雑巾で拭いてゴールを目指す。右方向キーで加速可!
・貝合わせ: 神経衰弱
→伏せた時の貝の柄をよく見れば楽にクリアできます。
・特訓: お手本通りの順にボタンを押す記憶ゲーム
→十字キーと△・○・×・□を全部使って、1つずつ増えていくボタンを順番通りに押すだけ。
制限時間はないのでメモをしながらやると楽
・弾奏: リズムゲーム
→次々に配置されるボタンの上に左から流れてくるバーが重なった瞬間に押す音ゲー。
譜面が流れていくわけではないのと音階が違っても全部同じボタンだったりと、
うたプリよりも難しい印象。
曲はPSP・PS3版のOP「悠久ノ空咲ク花」で、
Vita版しか知らない人は馴染みがなくてリズムも取りにくい。
そして何より速い!(うたプリでいうと、いきなりHEAD2をやってる感覚)
あと、○と×ボタンの同時押しが咄嗟に出来ない!(笑)
・問答: 3択問題
→割とガチな歴史の問題は勿論、右の絵は誰の一部か?という問いがあったり、
背景CGに関する問い、主人公が江戸に来て初めて会ったのは誰?という、
作品を注意深く見ていないと分からない設問もあったりします。
因みに初めて会ったのは「町人1」です。
どのゲームも成功または大成功を出しておくと、次回の攻略で結果を引き継げます……が、
育成パートのパラメーターの上下がランダムなのはどうにかならなかったの…!?(吃驚だよ)
★おまけについて
>誰かのベストEDを見ると全員分の外伝が一気に解放されますが、
恋愛要素はないので空いた時間に見るのが良さそうです。
他にも画廊は勿論、トロフィーリスト、作中の曲の再生や、
2013年発売時のカウントダウンボイスが収録されていたりと何気に豪華!
というか、花まにのカウントダウンボイス、1つがなげーわ!(笑)
***
という訳で、いつものです。
主題歌 : ★★★★★ ※花ノ輪舞曲/ 歌:いとうかなこ
エンディング: ★★★☆☆ ※運命ノ花 / 歌:marina
OPムービー : ★★★★★
EDムービー : ★★★☆☆
シナリオ : ★★★★☆ 重複シチュを除けば、結構しっかりしたシナリオかと
キャラクター: ★★★★☆ パッと見が好きじゃなくてもプレイする価値はあります
立ち絵 : ★★☆☆☆ 姿勢が悪かったり、何処を向いてるのか分からない奴が若干名
共通ルート : ★★★☆☆
個別ルート / 他ルート
和助 : ★★★☆☆ / ★★★☆☆
白玖 : ★★★★☆ / ★★★☆☆
宝良 : ★★★☆☆ / ★★★☆☆
辰義 : ★★☆☆☆ / ★★☆☆☆
倉間 : ★★★★☆ / ★★★★☆ ※本命
糖度 : ★★★★☆ 好きになる過程が早い奴多数!あとヒロイン鈍感すぎ!
悲哀 : ★★★☆☆ 時々泣けます。バッドでは泣きませんでしたが
エグ・グロ : ★☆☆☆☆ 流血スチル2枚有(片方は死亡スチル)
シリアス : ★★★☆☆
甘々 : ★★★★☆ 某ルートの急展開エロは要らなかったかなぁ…
涙腺崩壊 : ☆☆☆☆☆ ちょちょぎれる程度
ヒロイン : ★★★☆☆ ミニゲーム時のみ声があるので気になる方はオフ推奨!
スチル : ★★★☆☆ 結構ばらつき有
操作性 : ★★★★☆
システム : ★★★☆☆ 字が小さいのがなー
世界観 : ★★★★☆ 史実とファンタジーが上手く混ざり合っていて良かった
音楽 : ★★★★☆ おまけで聞ける楽曲はフェードアウトにしてほしかったなー!
総合 : ★★★★☆ なんだかんだで楽しめた!
オススメ度: ★★★★☆
オマケ
立ち絵はこんなですが
スチルは綺麗なので必見です。
まぁ、中には一部微妙なのもありますが…。
てなわけで、一先ずトロコンー!
各々の感想は別記事に書きます。多分(え)
立ち絵確かに怖いですね
わらってくださいー みたいなw
ところでオープニングの清菊さん ステキですね
かっこいいお姉さんが好きです
できれがこちらを落としたいなーと§^。^;§
by 雪渦 (2018-03-06 15:52)
怖いですよねw
笑っても目が死んでるのでただのホラーですw
他のモブ男性キャラもみんな顔が怖いです。どうしてこうなったw
清菊さんはこちらが何も言わなくても察してくれるいい姐さんです。
でも攻略となるとそれはギャルゲーになってしまうのでは…!
まぁ乙女ゲーなのにGL(ガールズラブ)に発展する作品も中にはありますが。
by 葉涙 (2018-03-07 09:03)